トーマス・フリードマン氏が「2019年1月に世界規模の核戦争が起きた。死者数265万、社会的、経済的に世界中で甚大な被害が生じた。」と想定してみようと。
もしそうなったなら、今後決してこのようなことが生じないように、世界各国がは話し合い、共同して対策を講じるはずだと。
コロナウイルス感染が世界に与えた影響を、核戦争に匹敵するものだというフリードマン氏の指摘はまさにそうだと思いました。
しかし、現実には、核戦争において人類が強力してそれを防止する対策を試みようとするのに対して、コロナウイルス感染症対策は、それぞれの国の感染状況の違いや政治や経済の思惑もあって、原因究明や、感染防止に対する、各国が協調した指針をだすことも、話し合うことすらもできていない、対立構造が生じています。
フリードマン氏自身が主催して、これからも生じる可能性の高い人獣共通感染症予防のために、専門家を招集し、彼らの意見を聞き、今後の対策を講じる会議を催したそうです。
そこで決まったことは、新たなウイルスを人類社会に持ち込む、野生生物を食するための野生市場を取り締まるしくみをつくること。
未知のウイルスが潜在する可能性のある原生林を開発することを阻止することなどが提唱されたようです。
今回のコロナウイルス感染で私たち人類が被った甚大な損失を考えると、このようなことが二度と生じないようにするために、フリードマン氏が主張するような世界共同宣言とそれを実行するための組織が必要だと思いました。
コメントをお書きください