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秋の夜長

 心理療法家下園壮太氏の著書を読んで、「うつ状態」になる要因は疲労蓄積、その一番の原因は睡眠不足だということを知りました。

 そして自分自身が「うつ状態」であると自覚することは結構難しく、多くの人は無意識のうちに身体が様々な症状でアラームを題していることを気づかなかったり、無視したりして疲労を蓄積していき、うつ症状を悪化させていくようです。

 私自身3年にわたるコロナ禍で様々な悪影響が出ていることにめげないように、とにかく健康が土台、身体だけは今まで通りに維持していこうと、ジョギング、ウオーキングは変わりなくつづけていました。

 おかげさまで健康は維持できていると自覚していたのですが、昨年あたりから、どうも疲労が蓄積されていることを意識し始めました。

 階段を上るときに息切れするし、寝ている時に眠りが浅くうなされているようで。。。

 定期検査でも貧血と心電図異常が見つかりました。

 食事にも留意し、健康には気をつけていたのに、年のせいかな?と思い込んでいました。

 けれども、下園氏の本を読んで、自分が疲労蓄積状態に当てはまることを知り、それらの症状は身体が疲労が蓄積していることを報せてくれているのだと改めて意識しました。

 とにかく、疲労対策の一番は睡眠。

 幸い涼しくなって寝苦しくなくなったので、秋の夜長を、質の良い睡眠をとれるように、寝る30分前に瞑想することにしました。

 ヴィッパサナー瞑想で、呼吸に意識を集中させるのですが、雑念が浮かんでは消え、浮かんでは消えで、なかなか理想的な瞑想状態にはなれないのですが、睡眠の質が上がってきたようで、日中の眠気や疲労度が軽減されてきたような気がします。