ネット配信の朝日新聞で旅行ライターによる故郷萩の観光記事が載っていました。
地元民ならば当たり前の日常風景となっている観光スポットも、旅行者の視点から見れば珍しさや好奇心に満たされるものになるのだなあと、視点の違いによる受け止め方を感じました。
高校生の頃、萩を訪れた修学旅行生たちに「現地人だ。」と言われて、憤慨したものですが、
自分自身も旅行者にとって風景の一部になっているのだと思うと複雑な気持ちになったのを覚えています。
それがあってか、旅行は好きなのですが、なぜがどこを訪れても、「現地人」の視点で眺める癖がついてしまい、そこでの日常生活に普段の自分のそれとの違いをあまり意識できず、
純粋にエキゾチックな気分に浸ることができないのが残念です。
でも、故郷を離れて40年あまり、年に数回、両親の介護帰省をするようになって、自分自身も旅行者の視点で故郷を眺めるのと、まだまだ地元人として眺める視点と、両方が混雑して、以前とは違った故郷の様相が開けてきました。
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