アメリカの国営ラジオ放送NPRをネットで聴いているのですが、ここ半年は「ミットタイムエレクション(中間選挙」という言葉に続いて「アボーション(中絶)」、「2021。1.6。ワシントンDCフェデラルコングレス(2021年1月6日の国会議事堂襲撃事件の判決」がの単語が連発されていて、民主党、共和党、それぞれの支持者の意見が述べられていました。
アメリカの大統領選やこの中間選挙の国民的な盛り上がりをニュースで知るにつれ、アメリカはなんやかや言っても、民主主義の国家として機能しているなあとうらやましく感じます。
民主主義の根幹は、有権者=みんなが国政に参加すること。その手段として国民すべてに投票権があるということ。そして国民一人ひとりの意見の総体である選挙結果が、国の政治を支え、方向付けるということ。
そのために政策の異なる政党が、国民の支持を集めて、多数派を狙うということ。
トランプ政権は悪夢のような時代だったと私は感じていますが、それでも、ロシアや中国のように独りの人物が長期に渡って政権を独裁することがあり得ないのが、民主主義のすばらしい機能で、チャーチルが「民主主義は最低の選択肢だけれども、現状では残りの中では最上である」ような趣旨のことを述べていましたが、私も民主主義の多数決は「程度の問題を二者択一の問題」として解決してしまうマイナスがありますが、それでも二つという選択肢を得ているところが、独裁よりもましだということで、民主主義を支持します。
そして、それが良かれ悪かれ維持されているアメリカの民主主義をうらやましく感じます。
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