夏以来割と落ち着いていたコロナ感染者数が10月下旬から上昇傾向にあり、「第7波」の予報がでています。
寒くなるとウイルスが活発になることと、10月は行楽シーズンやハロウィンなどで人の行き来が盛んになったことも感染増加の要因になっているのでしょう。
今年は3年ぶりにインフルエンザも流行する可能性があるとか(免疫がなくなっているため)。
いったいいつになったら流行は終息していくのでしょうか?
しかしながら思い起こせば、2年半前最初の緊急事態宣言が出された時の緊張感や恐怖感は全くなくなっている自分に驚いています。
人間はどのような状況にも慣れるものだといいますが、コロナ禍で経験してわかったことは、戦時下の人々もきっと普段と変わらぬ日常生活を送っていたのだろうということです。
後世から見れば、戦争という異常事態に常に不安と恐怖に襲われていただろうと想像するのですが、案外庶民は物資の窮乏などの生活の困難はあっても、起こり続ける「異常事態」を「こなして」いっていたのではないかと、現在のコロナ禍下で生きている状態から予想できます。
この2年半でコロナに対する知識も深まり、感染予防の術も身につけてきて、ワクチン接種や治療手段も進歩してきたことにもよると思います。
しかしながらワクチンさえ開発されればと、祈るように願っていた感染初期の期待は、あっさり裏切られて、ワクチン接種だけでは感染は防げないということもわかりました。
ウイルスという自然に対して、人為的な無力さも感じます。
7波はやってきて、今年の年末年始も静かな年越しになるのでしょうか?
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