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気圧の変化と坐骨神経痛

 昨日は久しぶりに午後から雨が降り出しました。

 低気圧が急速に接近したために風も強まりました。

 気圧の変化は私の場合坐骨神経痛で感じます。

 「気象病」という言葉が最近聞かれるようになりましたが、気象の変化が体調に変化を及ぼす症状を指すようですが、正式な病名はないそうです。

 どうして気圧の変化が身体に影響するのかというと、それは身体の恒常性を調節している自律神経の働きに影響を与えるからです。

 自律神経は身体を緊張状態にする交感神経とリラックスさせる副交感神経の働きのバランスによって調整されています。そして自律神経は身体外の刺激の変化に対応して、身体内の状態を一定に保つように働くようになっています。

 しかし急な気温や気圧の変化は、対応能力を超えて乱れてしまうため、交感神経、副交感神経どちらか一方の働きが強まり、様々な症状が生じます。

 坐骨神経痛は、気温や気圧の急速な低下や湿度の上昇で、神経伝達物質の分泌が滞った結果、むくみが生じ、それが皮下の内圧を高め、炎症が生じ、むくみを引き起こしたり発痛物質であるプロスタグランジンが生じるために、痛みが発生します。

 対策としては、消炎鎮痛剤のシップを貼るか、もしくは、温めて血行をよくしてむくみをとるかです。

 低気圧の日(雨降り)には、坐骨神経痛の治療もかねて、私は朝の長風呂に入ることにしています。