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木枯らしに想う

 昨日は秋晴れでしたが、風が強く吹いて、茶色く色づいた木の葉を舞い上げていました。

 「木枯らし」かな?と思いましたが、気象庁が定める木枯らしの基準には当てはまらないようです。

 木枯らしというと、関東平野の冬は「からっ風」。

 乾燥した肌を刺すような風が吹くのが、冬の関東平野の気象の特徴だと、どんよりと曇った湿度の高い冬日の多い山陰出身の私は印象的に感じました。

 実家の母に、冬の東京では洗濯物が午前中には乾いてしまうことを告げると、一日中、多くの日は室内で洗濯物を干さなければならない地で暮らす主婦の母は羨ましがっていました。

 風は体感温度を奪う作用もあるので、東京の冬の防寒は、風が通しにくい化繊のダウンジャケットが適していると感じます。

 今年の冬もお手製のゆずローション(ゆずの種を焼酎につけたエキスにグリセリンを添加したもの)を、日に何度もたっぷりと塗布して、お肌の保湿も努めなければなりません。

 冷たく乾いた風が吹きすんで、ほんの2~3か月前なのに、あれほど湿度が高くて蒸し暑かった夏の体感がまったく思い出せなっているのが不思議です。