全国の天気予報で今晩から九州北部と山口の山間部に大雪警報が出ていると知り、山口の山間部の実家の独り暮らしの母のことが心配になりました。
降り積もった雪で足を滑らせて骨折しないかどうか。
日中あれこれとしている時には忘れていますが、ふと我に返ると、いつも母のことを思っています。
私は子育ての経験がないのですが、これって、子供を思う母親の心境ではないかと思いました。
家族の情愛でしょうか?
アマゾンプライム配信ビデオで「カルテット」を観ました。
私はテレビがないので放映中は話題になったことは知っていましたが、どのようなドラマなのか知らなくて、
この度アマゾンで見放題になったことを友人から聞き、さっそく見始めてハマってしまいました。
ある日カラオケボックスで演奏練習をしていた弦楽器の奏者4人が共同生活を始めてカルテットを結成するという話。
しかしドラマの進行とともに、それぞれ崩壊した家族経験者であることが次第に判明し、疑似家族として楽しく暮らしていた彼らが、徐々にお互いの境遇を思いやり、「家族」の絆を作り上げていくというものでした。
脚本が坂元裕二であり(うまい!)、まるで小津映画の台詞のような感じで、部隊演劇のような台詞まわしで登場人物が台詞を言うのに最初は不自然さに違和感を感じたのですが、それが、それぞれ家族的な情愛に恐れと不安を感じつつもそれを潜在的には求めているという登場人物たちの心情を的確に表現する手段なのだと気づきました。
俳優の演技もうまく、私はすっかりハマってしまい、毎回涙していました。
ヒトって家族を作りたがる生き物なのか?
遠くに暮らす母を想いながら「カルテット」を思い起こしてしまいました。
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