高級冬物ストールやマフラーやセーターに使われているカシミヤが、ヤギの毛であることを、ほ乳類学者の話をラジオで聞きました。
カシミヤヤギの原産地は、パキスタンのカシミール地方で、寒暖差が50度以上の厳しい気候を生き抜くために身につけてきた羊毛(ではなくて山羊毛)を刈り取ったものが使われているとのことです。
極寒に耐えられるように毛は保温性が高く、また羊毛のようにもそもそしないため、薄手のセーターなどに愛用されて、見た目の薄さに比べて保温力が高いのが魅力だそうです(高級なため持っていないので実感できないのですが)。
私は冬、この時期から春先まですべて上着は手編みのウールになります。
手編みといっても自分で編んだものではなく、すべて手編みを「頂いた」もので、長く着ているものは、なんと30年も着ているセーターがあり、袖口などは擦り切れていますが、それでも手編みの暖かさが嬉しくて、毎年着続けています。
一番の愛用の白い手編みのセーターは、頂いた方のお母さまの手編みで30年以上も前に手編みされたもので、
それが30年後の私の身を温かく包んでくれていると思うと、手仕事のすばらしさを実感します。
セーターによって体表数センチの温かい保温層が形成されるので、寒い冬もぽかぽかで過ごすことができますし、
その上手編みのおしゃれ感も味わえ、ニットは大好きなスタイルアイテムです。
昨今の電気代値上げもあって、室内暖房するよりも、手っ取り早くニットを羽織ることで同じように暖かみをかんじることのほうが「おトク感」が味わえるような気がします。
いつかカシミヤの暖かみも感じてみたいと思います。
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