初湯

　晴天のため放射冷却で冷え切った元旦の朝、いつもどおりのジョギングで駒沢公園のコースを走っていたら、見晴らしのいい展望台に大勢の人が初日の出を見るためにあつまっていました。

　ちょうどジョギング中の６時４０分が東京の初日の出だったので。

　その後、恒例の銭湯の初湯につかりにいきました。

　９時開店過ぎにいったのですが、満員でした。

　陽射しが降り注ぐ天井の高い浴槽場は、清潔で気持ちよく、壁に書かれた富士山のタイル画も、元旦を象徴するように思われました。

　実はこの銭湯。一画が温泉になっていて、今年はピンク色の湯で「卯の湯」と記されていました。

　ジェット噴射で坐骨神経痛を刺激し、備長炭湯で体の内部から温まり、すっかりのぼせて体はぽかぽか、

　帰りの道のりは、近くの世田谷八幡宮の初もうで客がそぞろ歩きしていました。

　ここ２年はかつては賑わっていた初もうで客がすっかり少なくなっていましたが、

　今年はやや復活したようです。

　おひとり様のお正月は、頂いた蒲鉾と伊達巻と、黄な粉餅で、お節の代わりです。

　身体の芯まで温まったので、午後は異常に眠くなりました。

　お正月は心身ともリラックスして過ごす予定です。