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ざわざわ

 お正月三が日が明けて、まだ休業中の店舗も多く見られる中、初出勤の人も多く行き交うようになって、

今年も始動したなと感じます。

 正月の間、幹線道路も車がまばらで、冬枯れの晴れ間の多い東京の空も、一段と空気が澄んで清々しく感じられたのですが、車の量も次第に増えてきました。

 なんとなく街の音がざわざわと聞こえるようになりました。

 これといったはっきりした音ではないのですが、車やバイクの音、旅行先から戻ってスーツケースをがらがら引く音、人々の営みの音がざわざわと基調低音として街に響いてきました。

 街が眠りから覚めて目覚めはじめたようです。

 周囲が自分に関係なく様々な営みをしている中で、独りでいる状態が好きです。

 みんなの息吹がなんとなく感じられて、それに守られているような気がするからです。

 だからお正月三が日にそれが感じられなくなると、ちょっとさびしく感じていました。

 ざわざわの復活に、こちらも元気をもらいました。