中国で旧正月の春節を迎え、コロナ禍にも関わらず「民族大移動」が予想されるそうですが、
春節の大晦日に一族が集まって水餃子をつくり皆で食する習慣があるそうです。
私は20年前務めていた治療院の女性中国人漢方医師にレシピを教えてもらい、20年に渡ってランチの主食に水餃子を作り続けてきました。
長く作り続ける間に私なりにレシピを変えて、皮は全粒粉の強力粉、具は鳥のひき肉になりましたが、
20日分80個をまとめて作って冷凍し、食べる際にお湯で解凍してたれにつけて食べるやり方はずっと変わらないままでした。
20年前に食べた水餃子のおいしかったこと。
彼女の話では中国では大晦日、みんなで集まりわいわい言いながらすばやく大量の餃子をつくるのが、一族の年越し行事になっているということでした。
日本では焼き餃子が主ですが、私はこの本場仕込みの水餃子の方が好きで、毎日のランチの主食にぐらいでした。
と、過去形にするのは、ここ2か月前から水餃子の皮づくりが少々面倒になってきて中断しているからです。
あれほどあきずにせっせと毎日食べ続けていたのに。
皮からつくるあの手間が、親戚の親睦を高めたのであろうと、独りでつくる餃子は歳とともに負担に感じ始めたことから痛感しました。
いつか、水餃子を誰かと作り合える時が来るのかな?
と、春節を前に考えました。
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