火曜日午後から「10年に一度級の」寒波が到来して早5日目になり、朝晩の氷点下の寒さにも少し慣れてきたような気がします。
とにかく、着込んで体表温度を下げないようにするのがマストだと。
その意味でここ数年の記録的な猛暑をしのぐには、エアコンという文明の利器を用いるしか方法がないのに比べて、寒さをしのぐ方法は、衣服や温かい飲食(暑さには冷たい飲食もありますが、これも冷蔵庫が普及したした近年の賜物)など、太古の昔から人類が防寒、保温としてやっていたことがハイテクの現在でも有効です。
人類の進化の時間の中で、何度も氷河期を経験して、他のほ乳類のように体毛は退化して寒さには弱くなったかもしれませんが、火をつかうこと、衣服を着用することなど、長い年月の間に寒さに対応するように文明を進化させてきた長い歴史があるように思います。
それは近年は例外ですが、もともと暑さを感じる時期と寒さを感じる時期の長さが、後者の方が圧倒的に長く、特に日本をはじめとする温帯よりも緯度の高い地域の国々が文明化の進歩が速く人類の歴史を牽引してきたこともあり、寒さに対する文明の進歩は、暑さのそれよりも進んできているように思います。
そして身体の進化のスピードはこの寒さにはかろうじてついてきていますが、暑さに対してはまだできていないように感じます。
その理由として温帯地方の暑さの期間の短さにあるのではないかと。
温帯の東京でも暖房が必要な期間は一年のうち半年近くを占め(11月~3月ぐらいまで)ることを考えると、寒い時期は結構長いなあと。
その中でも現在の大寒の時期はひとしお寒さが厳しくなる時期です。
長い寒さの時間があるからこそ、春の訪れが待ち遠しいのだと改めて意識しました。
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