今日は節分、立春の前日です。
旧暦では今日は大晦日、明日は新春です。
厄払いとして豆まきをします。
あまり子供のことをかまう方ではなかった亡き父が、
私たち子どもが幼稚園のころ鬼のお面をかぶって、子供たちが父に向って「鬼は外」と豆を撒いていた光景を、遠く思い起こします。
そしてその後数日しばらくの間、撒いた豆を取りそこなったものが、思いがけないところから出現したりしたのも、愛嬌です。
後に旧暦ということを知り、節分は立春の前日の去年の厄払いの意味があるということを知りました。
西欧ではクリスマスが、土着の厄払いの行事とキリスト教が結びついて生まれた行事だということで、古今東西、日照時間が短く、寒さが最も極まったころに厄払いをするのは共通の想いから来ているのだろうと思います。
東洋医学では陰陽のサインカーブのもっとも底にあるときに、上昇するエネルギーが始まる時と捉えます。
節分行事はそのような、これから暖かくなり、生命が萌え出ることへの「カツ」の意味が込められているのかもしれないと思いました。
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