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気象病

 昨日は一日中曇り空で肌寒い日でした。夕方からはぽつぽつと雨も降ってきました。

 冬から春へと季節の変わるこの時期、こうして暖かい日と寒い日が3~4日の周期で移り変わる

「三寒四温」の日々が続きながら、やがて、暖かな春がやってきます。

 ラジオの健康講座で「気象病」を特集していました。

 気象病とは正式な病名ではなく、気候の変化により、慢性的な身体の不調が生じる状態を指し、

 頭痛、めまい、吐き気、腰痛、神経痛、うつ等々。

 多くの人が体験しているのではないしょうが、それが日常生活に支障をきたすほど症状がひどいものです。

 気象病の原因の主な3つは、気温、湿度、気圧です。

 そのうち気圧による影響が以外と大きいそうです。

 暑さや湿度は割合に体感できるし、天気予報でも注意してきいていますが、気圧に関しては台風のときに

 「**ヘクトパスカル」という数値を聞くぐらいで、そしてそれがどのようなものなのか具体的にイメージしにくいため、気づくことが少ないです。

 地上にいるものはその体に1000g/㎠の気圧を受けています。

 生まれてからずっとこの調子なので、全身を1キロの力で押されているということは自覚できないのですが、

もしこの圧力がなければ、ぐにゃぐにゃになってしまいます。

 外側からこのような力で押されていることの反発力として同じ力で体の内が側から押し返しているので、身体の形状が維持されています。

 そしてその気圧のセンサーは内耳にあり、それが敏感な人や、内耳の血流・リンパの流れが悪いと、頭痛やめまいや吐き気がするそうです。

 酔い止めの薬が有効だということですが、耳たぶマッサージも効果があるようです。

 耳たぶを親指と人差し指ではさみ、5秒ほど上下、左右、ぐるり、折り曲げとひっぱることによって、内耳の血行が良くなるそうで、私もさっそく実行しています。

 耳たぶマッサージの後は、耳がほのかに暖かく感じられ、なんだか調子がいいようです。

 これからの季節、身体のコンディションを整えるためにも、耳たぶマッサージを励行していこうと思います。