3年ぶりに公共の場でのマスク着用が推奨されなくなりました。
すっかりマスク着用になれた意識は、花粉症予防効果もあって、なかなか外す気にはなりません。
マスクをつけるのは、鬱陶しさの反面、顔の下部の大部分を隠してくれるという心理的な緩和感があります。
マスクによって、顔の下への自意識がなくなりました。
もう3年以上も口紅をつけることはなくなりました。
昨日ふと自宅で鏡で口元を見た時、自分の口元の老化現象に驚愕しました。
57歳という年齢だからしょうがないものの、マスク着用ですっかり自分の口元を見る機会もなくなっていたために、一気に老化したように感じられたからだと思います。
お面、ブルカ、サングラスなど、古来から人間は顔の一部を隠すことをしてきました。
そのことの意味を私を含め世界中の人々が考えさせられたコロナ禍の3年間だったように思います。
そして着用したものを外す時の抵抗感、違和感というのが、マスクによって生まれた新たな安心感、気楽さを手放すことになるとは、3年前想像ができませんでした。
けれども、マスクを着用することがなくなるにつれて、このような感覚も忘れ去られてしまうのでしょう。
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