気がつけば身の回りの多くのものがデジタル数値化されています。
時計はアナログ表示はひとつだけ、あとはすべてデジタル表示。体重計、温湿度計、電気使用量、スマホ使用量等々。
デジタル表示では、頭の中でその数値がどのような意味をもっているのか切り替えなければならないので、ちょっと面倒ですが、その正確さの利便性と液晶の値段が下がったことによるコストパフォーマンスがいいことが優っている理由でしょう。
一日に何度もそれらの数値を見て、その意味を確認する作業を一体何回しているのでしょうか?
数値化されて抽象化された概念で現実を把握しているので、いつのまにか、現象そのものをそのまま受けとることが少なくなったような気がします。
数字は単純化して現象を切り取ってくれますが、現実は途切れなくもっと複雑なはずなのに、デフォルメ化された現実のみに触れるようになった気がします。
その数値が何を意味しているのか?
改めて意識して考えるようにしなければならないと思いました。
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