坂本龍一氏が死去されました。
末期がんを公表されて、年末YouTubeでピアノの独演を聴いた際に、その衰えた様子に愕然としながらも、
一生を通じて自らの音楽を世界に届けたいという静かで熱い思いが強く伝わってきました。
中学生の時に初めてYMOの音楽を聴いて、それまでの音楽とは全く異なるテクノミュージックの斬新さと、彼らの様相のポップさに強く惹きつけられました。
坂本氏は活動の舞台をニューヨークに移し、「世界のサカモト」になっていきましたが、
彼のつくる音楽には必ず西欧人にはない、アジア的な要素が感じられました。
一人の人が創り出す世界は、その人の生によって終止符が打たれるのですが、その人が創り出したものは、永遠と後世に受け継がれていくのだと思います。
福島原発事故に対しても積極的に抗議の発言をされ、福島復興のプロジェクトにも関わられて、音楽家とだけでなく社会的にも活発に活動されタオピオンリーダーでした。
お悔やみ申し上げます。
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