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黄砂

 昨日から強い南風が吹いていましたが、今日は日本全国、黄砂が飛来するようです。

 子供の頃山口県の端、下関に住んでいましたが、この時期黄砂がしょっちゅう飛来していました。

 空一面がくぐもった黄色に覆われ、これが砂であることは、車のフロントドアや窓枠にこびりついた物体からしりました。

 「中国大陸から飛んでくる」と言われても、子供の頭では中国大陸がどのような位置関係にあるのかわからず、とにかく遠いところからこれらの砂が飛んできて、日本の環境に影響を与えていることが驚きでした。

 成人してから東京に住むようになってから、黄砂が話題になることはほとんどありませんでしたが、数年前黄砂が飛んできた年があり、東京にも黄砂が飛んでくるんだなあと思ったことを覚えています。

 温暖化の影響で中国東北部地域も乾燥が進み、黄砂が飛来する回数はこれから増えるそうですが、遠く中国大陸から飛んでくるのを不思議な思いで捉えていた子供時代とは異なり、黄砂で洗濯物が干せなかったり、いろいろなものが汚れたりするデメリットばかりが気になるように変わってしまいました。