ダニエル・ピンク著「ハイ・コンセプト」の中で、ハイコンセプト(包括的で直観的で共感的な視点で物事を捉える)を養うために、絵を描くことが効果的だという指摘がありました。
ピンク氏自身は絵を描くことは苦手で、絵画教室に入室した当初の自画像は、たしかに幼児の絵のようでしたが、画家の教師に「絵を描くことは関係性を捉えること」の指導を受けて、それぞれの要素のつながりをみつめながら描く訓練を続けた後の自画像は、まったく別人が描いたような見事な自画像が完成していました。
私も全く絵を描くことは苦手で、これまで小学校の図画の時間にスケッチした以外に絵を描くことをしたことがありません。
何かを描こうとしたら、幼児が描いたような拙い、吹き出しそうな絵になってしまいます。
そうか、自分には関係性を見つめる視点が欠如していたのか。そう気づきました。
物事を捉える時にまず全体像を把握するという包括的な視点も欠如していると。
これからは「ハイ・コンセプト」な感覚を養うためにも、絵を描いてみようかな?
しかし絵を描くのが好きな人は、内面から「描きたい」という衝動が自然に湧いてくるようなのですが、
わたしには全くそのようなものを感じることはなく、それが問題なのかも知れません。
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