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デジタルの助けを借りてアイデアを生み出す

 野口悠紀雄著「『超』メモ革命」を読んで、デジタルによる自分の脳のアーカイブ構築が可能だと知りました。

 野口氏の経済関連の著作は非常に論理的で説得力があり、経済オンチの私でも理解できる好著ぞろいですが、「超整理手帳」で、整理の仕組みを分析しあたらしい構築法を生み出したことに感銘を受けて、30年来の「超」シリーズのファンで、野口氏の提案している様々な生活の合理化を実践しています。

 しかし、この「超」メモ革命は、すごい!

 本に書かれているようにスマホに保存した文書にリンクを張ることで自分自身のアーカイブができあがる。それも無尽蔵の収蔵の可能性があり、それは人間の脳の仕組みにも対応し、それを促進して、新たなアイデアの発想の源泉にもなるということを、何度も間違えながら、本に書かれた手法でアーカイブを構築しながら感じました。

 もともと遺伝的なのか(母型の多くがそうであるように感じられる)ワーキングメモリーの容量が極端に低いと自覚し、それが年齢の記憶力の低下と相成って、加速化して、日常生活に支障をきたすことを自覚してから、いかに記憶の低下を補っていくかが、今後の人生後半の課題となっていました。

 このスマホデジタルを活用したアーカイブ構築は、モバイルという利点をデジタルの力で最大限に発揮でき、さらに記憶容量の膨大さを加えて、まさに第二の脳を作り上げるように思います。

 とにかく、このやり方に慣れるまで、繰り返し操作をして身につけていこうと決心しました。