今日から大型連休が始まりますが、治療院はいつもどおりの診療をするので実感がありません。
けれども、このところの五月晴れ(4月なのに)の陽気と、3年ぶりのコロナ禍から解放され、自由に行き来できるようになったこともあって、おそらく観光地など各地は家族連れなどでにぎわうことでしょう。
昭和のころは「ゴールデンウィーク」と呼んでいました。
昭和の高度経済成長期のサラリーマン家庭にとって、連休というのは「ゴールデン=金」に値するものであったということがこのネーミングからもうかがわれます。
私の幼少の頃のゴールデンウィークの思い出は、我が家の常がそうであったように、当日思い付きで父親の運転する車で当時住んでいた下関から関門海峡を越えて、北九州(どこにいったのかなあ?)に日帰りドライブしたことを覚えています。
帰りの道中ですっかり暗くなった周囲に点在する家々の灯りを見て、母親が発した「いろんな人達が住んでいるのねえ」といった台詞を覚えています。
日常と違う空間があり、様々な人達の営みがあるのだということを、子供ながらにほんのちょっとの旅で感じたのでしょう。
世界には自分とは異なる様々な人達が暮らしている。
旅は、そのような違う視点(多眼思考byちきりん)を感じさせる作用があります。
この大型連休で多くの人が日常とは異なった視点で世の中を見る機会が得られるでしょう。
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