人口学者ポール・モーランド著「人口で語る世界史」を読んでいます。
最近人口動態のことが言われない日がないほど、日本社会の喫緊の課題は少子化と高齢化に伴う人口動態の変化になっています。
人口動態ほど未来を予測するのに正確なデーターはないそうで、確かに、21世紀現在存在している人が数年後どうなるかは、環境や世界情勢の変化はあるにしても、だいたい人の寿命の平均値から予想できることです。
世界人口は50年後には70億人!にもなる反面、日本は少子高齢化が進み、現在の1.13億人から8000万人台になるそうで。私もそのころには生きていないので、その人口減少に「貢献」したことになるのだと。
日本の経済成長を支えたものは、産業人口の増加によるボーナスが一番の要因であったことが明らかになっています。となると、これからの急激な人口減少は確実に日本経済の衰退の要因はどうにもならないのではないかと思います。
私は諦めがいい(笑)ので、だめならばそれに適応すればいいのではと思ってしまいます。
となると、私たち日本人は衰退する「下り坂(平田オリザ氏の言葉)」をどのように下っていくか?という課題に真剣に取り組むべきだ。異次元の少子化対策とムダなことにあがくべきではないのではないかと。
そう考えてしまうのですが。
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