20年前、ここに引っ越してくるときに、本を1/3に減らしたのですが、それでも本棚5個分の本がありました。
今は図書館機能が充実していて、ネットで予約すれば遅くとも2~3日後には読むことができるようになり、私は未だ利用していないのですが、電子書籍もかなり普及しているようで、必ずしも手元に本を置いておく必要がなくなったことを感じていました。
本を手元に置くことの私にとっての利便は、別に研究者でもないので、本を参照にして仕事をすることはなく、再読したくなった時にすぐに読めるということしかありません。
後は、本のタイトルを目にするたびに「あ~こんな本を読んだなあ。」と、中身はほぼ100%忘れてしまっているのに(笑)、読んだという軌跡の役目だけです。
私はほぼ一日一冊本を読む活字中毒者ですが、再読することはあまりなく、たとえ再読したくなっても、図書館で予約すればすぐに読むことができるので、手元に本がなくてもいいかと。
また、私は物質である本に対するフェティズムは全くないので、むしろ古くなって埃をかぶった本のページは開きたくないなあと感じる次第です。
で、意を決して、古本屋のサイトに載っている、人文系(私が所有している本の多く)を中心に取り扱っている下北沢の古本屋さんに連絡して、本を買い取りしてもらうことにしました。
20年前の人文系の本など、多分ほとんど価値がないでしょうが、本として流通して、誰かが読む可能性があるほうが、ただゴミとして捨てるよりかはいいかと。
今週水曜日に引き取りにいらしてくださるので、それまでに本の仕分けを済ませなければと、本との名残の時間をこれから過ごすつもりです。
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