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期待と落胆

 昨日までの天気予報では、この厳しい残暑も明日の雨で少し落ち着くとなっていたので、

 「この暑さも明日一日」と期待して、暑さに耐えていましたが、

 今朝の天気予報をみると、何と明日は晴れマーク、気温も相変わらず真夏日の予想。

 金曜日には天気が崩れるようですが、

 期待を外された時の落胆は大きいです。

 アウシュビッツの記録「夜と霧」の中で、クリスマスを過ぎると亡くなる人が多くなったとありますが、

 収容された人々の中に、クリスマスには解放されるという(根拠のない)期待が高まっていて、それまでこの苦境に耐える力となっていたのに、それが叶わないとわかると、一気に生きる気力を失う人が多かったのではないかと、著者のフランクルは分析していましたが、

 アウシュビッツと比べ物にはなりませんが、4月あまりも続く猛暑が終わるのを期待を込めて待ち続けていたのだなあと、自分の落胆から感じます。

 期待は耐えるモチベーションをあげるのだとつくづく思います。

 長期天気予報では10月もまだまだ暑い日が続くとか。

 涼しくなることをあまり強く期待せず、しかしながら、これに耐えるモチベーションを維持するほどに持ち続けたいと思います。