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人生はみつ豆のサクランボ

 急に寒くなってきて、一年の終わりも差し迫ってきたことが実感されたこともあって、

 人生の黄昏を実感し、死についていろいろ考え、本をいくつか読んでいます。

 糸井重里、小堀鷗一郎の対談「いつか来る死」の中で、糸井氏が、

 「人生はみつ豆のサクランボのようだ」と言っていました。

 後に、後にと思って取っておいても、次々に食べられてしまい、実際に食べようとしたときにはすでになくなってしまっている。

 人生も同じようなもので、サクランボ=やりたいことは、後回しにしていると、人生という有限の時間の中で、その適時は訪れることはないということ。

 それに対する最善の対処は、「今しかないでしょう」でした。

 死を考えると、自分に残された時間の有限性が強く意識され、毎日の生活がピリッと刺激を与えられるように感じます。