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心地よさの記憶

 湿度が低く気温も高くなく低くなく、心地よい気候が続いています。

 けれどもこのように心地よい気候の日々は、近年数えるほどしかなくなってきていて、 

 暑すぎる、寒い等々、身体的に不快な気候の印象が強くなっています。

 以前、気候が心地よいなあと感じた時は、5月のほんの数日だったような。

 その時も気温20度ぐらいで、梅雨になっていないので湿度も低かったことを記憶しています。

 このように、心地よい気候は少ないこともあって、あまり記憶に残っていないような気がします。

 子供の頃からの記憶をたどっても、心地よい気候の記憶はあまりないように思います。

 きっと人間の記憶は快不快の強烈なものほど、進化上優位であるために強く記憶されるようになっていて、心地よい気候は意識されることがあまりないのだと思います。

 もしかすると、けっこう心地よい気候の日々は多いのかなと。

 近年の温暖化の過酷な暑さの印象の強さによって覆われた、心地よい気候をせいぜい味わおうと思いました。