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起床の窓

 西野精治著「スタンフォード式最高の睡眠」を読んで、睡眠研究の最先端の知見を得ました。

 最近睡眠についての情報は科学的とされる知見が多く発表されていますが、実際に質の高い睡眠に効果があるかどうかのエビデンスが立証されていないものもあります。

 けれども、スタンフォード睡眠研究所は世界の睡眠の最高峰の研究がなされており、60年以上もの歴史があることもありここから発信される研究情報は信頼のおけるものだと思います。

 この本で書かれている中で、最近よく言われるノンレム睡眠とレム睡眠の睡眠時間のセット時間が90分という説について、それは個人差があり、90~120分ぐらいではないか。だからその倍数の睡眠時間をとって目覚めるようにアラームをセットするのは、ノンレム睡眠中に目覚める可能性もあり、その結果深い眠りからむりやり起こされることで気持ちのよい目覚めを迎えることができなくなる可能性があるということです。

 その対策として、本来の目覚める時間のアラームはそのままに、その20分前に短く小さい音のアラームをセットし、目覚め前に割合が多くなるレム睡眠の時にそのアラームが鳴る可能性を高めて(もしそうでなければ本来の時間で起床)、気持ちのよい目覚めを促すというのがあり、さっそく今朝試してみました。

 すると20分前にうとうとしていて、バイブのマナーモードにしていた20分前のアラームの時にすっきりと目覚めることができ、その後気持ちよく一日をスタートすることができました。

 睡眠時間は20分短縮しますが、入眠直後のゴールデン90分に深い眠りをとることができれば、睡眠の効用は果たしているので、日中眠気を感じるかどうか、今日一日自己観察して結果の如何を調べようと思います。

 人生の2/3の覚醒時のパフォーマンスの鍵を握るのは、1/3の睡眠時の質によるものであるということを肝に銘じて、人生の残りの覚醒している時間を充実させていきたいと思いました。