雨の大晦日

　今日は大晦日ですが、早朝から冷たい雨がぽつぽつと降り続いています。

　雨は午前中で止むそうですが、この雨の中、しっかりと日課のウオーキングをしてきました。

　スキーウエアの上下なので小雨程度では大丈夫と傘をささずに歩きましたが、さすがに早朝６時の駒沢公園の周回には、いつもならばジョギングのランナーやラジオ体操をする人でにぎわっているのですが、だれもいませんでした。

　昔話の傘地蔵は、大晦日に年越しのための費用を工面するために、おばあさんが編んだすげ傘と蓑をおじいさんが雪の中市場に売りに行くのですが、一側も売れない帰り道に、雪に埋もれたお地蔵さんが冷たくてかわいそうだとかさ蓑を着せてあげて、おばあさんもおじいさんの善行を喜んでいたところ、夜中にお地蔵さんたちがお礼に米俵をかついできて老夫婦にプレゼントするというものでしたが、

　あの雪の中の行軍は、この暖冬では雨になるのかなあと、昭和の気候が生んだ童話を思い起こしました。

　午後からは晴れて、東京は初日の出が見られるようです。

　例年、駒沢公園の初日の出スポットが、ちょうど私がジョギングする時に初日の出に重なり、大勢の人がスマホをかざしている横を走り抜けるのですが、今年はウオーキングしながらになりそうです。