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面倒くささ

 自分の性格の基盤となっているものは何かというと、自信を持って言えるのが「面倒くさがりや」ということです。

 私のすべての行動の根底にはこの資質があり、何か行動を起こす時にいつも「面倒でないように。」というのが意識にあります。

 せっかちなのもこれからきていて、面倒な物事はちゃっちゃと早く済ませたいという欲望から来ていることを強く自覚します。その結果として早く済ませることはできるのですが、雑で大雑把で取りこぼしが多くなってしまって、再びやり直さなければならないことが多々あり、面倒くさい私は、もう放棄してしまいたい衝動に襲われることがあります。

 だから物事を丁寧にじっくりと時間をかけてやる人を見ると羨ましくなるのですが、いかん生来の気質は遺伝的なものもあり(母がそう)努力したのですが、苦痛が多く改善することはなくこの歳まできています。

 還暦を前にして、もう残りの人生のカウントダウンが始まったと感じられるようになって、自分の資源の限界とやりたいことを天秤にかけて、面倒くさいと感じられることには極力手を出さないように、しかし、どうしても避けられないことは、小分けにして一気に完成しようとせず、面倒を感じない分量で少しずつやっていこうと思っています。