天気予報で昨日は一日冷たい雨が降り続くとされていたので、
恒例の朝風呂1時間に始まり、患者さんもこのような悪天候ならばいらっしゃらないだろうと、
一日おこもりの読書三昧の日に設定しました。
1か月前にかりて貸出期限を延長していた「クワトロラガッツイ」にとうとう手を付けました。
天正少年使節をテーマにした小説で、少年使節がローマに送られた当時の日本とヨーロッパの国々の情勢、日本が初めて世界に対して窓口を広げた戦国末期の情勢と、帝国主義的な領土拡大とキリスト教布教とういう大義の実現のためのヨーロッパ強国との関係が、当時のイエズス会の驚くべき詳細な膨大な日本に関するレポートを記録から、なぜ命の危険を冒してまで4人の少年使節を遠いローマに送ったのか、その時代的な背景がわかり、夢中になって読み進めました。
外は雨、しかし、私の頭の中は500年の時空を飛び越えて、戦国末期の日本、ルネサンス末期の激動のヨーロッパにすっかり浸っていました。
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