三食すべて素材から(パン、菓子を含めて)すべて手作りしていますが、
18歳で進学のため親元を離れて、それまでも専業主婦の母の料理を手伝ったこともなかったので、
お米を研いだこともなく、それまで菓子作りは趣味でしていましたが、私の料理はすべて、自分が食べた料理の記憶、本やテレビなどの媒体で学んだもので、全くの我流です。
一応昆布だしとシイタケだしは、水につけて冷蔵庫で常備していて出汁はそれを使っていますが、正式な和食というものは直接学んだこともなく、また核家族の実家の母のつくる料理も、和食はほとんどなく、和洋折衷の昭和の家庭料理でした。
佐藤洋一郎著「和食の文化史」を読んで、自分の食が和食の伝統とはまったくかけ離れた、私食であることを実感。
けれども、ほとんど肉を食べず、夕飯は味噌汁が欠かせず、朝食は納豆オムレツにして30年、京料理の「たいたん」に似た野菜の含め煮などを多く作ることなど、しらずしらずのうちに野菜中心の料理をしていると、和食に誓いものを食べていることを実感しました。
そして年をとるにつれて、日本人の私の身体に和食的な食事があっているように感じるようになってきました。
これからも「和食もどき」を作り続けるとでしょう。
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