心身のバランスが崩れて、調子が悪い時に、どうしても「病気」の概念が頭に持ち上がります。
しかし、私たちの遺伝子は、何百年もの間、過酷な自然環境の中で生き残ってきたものです。
その際には、過酷な環境に一時的に影響を受け、心身のバランスを崩していまうこともあったはずで、それは当たり前のことです。
そして、再びバランスを取り戻し、子孫を残すことのできた結果が、現在の私たちのDNAに刻まれているのです。
心身の状態を、健康ー病気の二項対立で考えるのではなく、その間を揺れ動くフレキシブルなものと捉えて、気長に、時には、その状況をそのまま受け入れ、いたずらに抵抗することもなく、自らの自然治癒力を信じ、それを積極的には引き出すように努めることも必要なのではないかと、思うのです。
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