日中はまだまだ猛暑ですが、朝晩は少しだけ涼しくなってきました。
けれども異常気象が要因か、今年の夏の終わりは、不安定な気象が続き、連日急な雷雨が発生しています。
そのため、湿度も高く、不快な蒸し暑さに悩まされています。
東洋医学は、中国で生まれたのですが、中国には梅雨がないために、湿に対する療法がいまいちです。
日本列島は海に囲まれているため、日本人の養生は、湿対策を中心に考えなければならないと思います。
エアコンもなかった時代、今ほど暑さは厳しくなかったとはいえ、日本の夏の高温高湿度に対して、日本人が衣食住でどのように対処してきたかを、今また紐解くことで、文明の利器に頼りっぱなしでない、身体と環境の調和による、湿対策が学べると思います。
そのためには、まず、人間の身体が生来持っている冷却装置、発汗作用をうまく促すような、日本文化の中で育まれてきた知恵を参照にしましょう。
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