NHKネットラジオ(聞き逃し配信で)「朗読の世界」を聴いて楽しんでいます。
独りの俳優が、一つの作品を、30回にわたって、朗読する番組です。
今まで読んだことのある本、有名なのだけれどもなぜか読んだこともなかった本、決して自分では読まないと思われる本などが、取り上げられ、
目で活字を追って物語を捉えていたのとは、違った感触で、物語の世界に触れることができ、毎回15分の朗読の時間が大好きです。
母は私が幼い頃、本の語りきかせをしてくれはしませんでしたが、そのような機会に触れた時、とても楽しくかんじたのを覚えています。
わたしのような活字中毒の最も恐れていることは、高齢になり、目が不自由になり、読書が困難になることです。もうすでに、老眼が入って、これまでの近眼鏡で活字を追うことが困難になってきてることが、それを暗示させています。
朗読に慣れ親しむことは、そのような恐れを少しだけ払しょくさせてくれます。
自分の目で読めないのなら、「耳で」読めばいいのだと。
「朗読の世界」を楽しむことは、そのような予感を感じさせるものでもあります。
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