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お正月 考。

 世間では、お正月で家族団らんや、久しぶりに会う人たちと、たのしく集っていることと思いますが、

 こちらは、おひとり様の、いたって平穏な時間を過ごしています。

 ほっこりと、何もしないでいる時間があると、

 それまで傍にうっちゃっていたことなどが、前面に押し出されて、

 いろいろなことを、この機会に、射程を長く、広くして、捉えることが可能になり、

 新年しょっぱなから、あれこれ、頭一杯になっています。

 年をとると、大局観が身に付くようになると、将棋の羽生善治名人がおっしゃっていましたが、

 羽生氏のような頭脳明晰ではない、私も、若い時よりは少しは、大きな視点で物事を捉えることができるようになったかなと。

 その証拠に、不安というものが、ほとんどなくなりました。

 若い時ならば、きっと不安で押しつぶされそうになる状況でも、広い視野から物事を捉えることができるようになると、「何とかなる。」という余裕が生まれてきます。

 そのような大局観に立って、今年一年を、ひとりで、展望する時間を持っています。