秋の味覚

　まだ８月中旬で猛暑が続く中、秋の味覚梨をいただきました。

　毎日３０度を超す暑さが常態化している中、それでも季節は廻っているのですね。

　けれどもやはり、今年は梅雨明けと夏の到来が早いので、秋の味覚の収穫も早いのでしょう。

　家庭菜園を創られている方の話では、

　この猛暑で、植物も生きていくだけで精一杯なのか、育てていた野菜が枯れたり、実がならなかったり、不十分だったりするようです。

　気象の影響をモロに受けて生育する植物は、この異常気象に適応できないず、苦しんでいるのでしょう。

　暑さに参っているのは人間だけではない。

　食物連鎖の一番基盤となる植物が生育が困難になる環境になることは、その頂点に位置する人間の生命が危うくなることに繋がります。

　例年よりも早まった秋の味覚をおいしく味わいながら、いつの日か、この味も楽しめなくなるかもしれないと、

　ふと、想像してしまいました。