グーグルが、日本における今後1か月にわたるコロナウイルス感染の予想をAIを使って出した数値を公表しました。それによると
「新型コロナウイルスの感染予測」によると、11月15日~12月12日の28日間で、日本では死亡者が512人、陽性者が5万3321人と予想されるという。厚生労働省などによると、日本国内の直近28日間(10月20日から11月16日)の死亡者は229人、陽性者は2万6094人。
AIの予想では今後感染が広がるということのようです。
この数値を見て戸惑ってしまいました。
感染が倍になり、死者数も同じく倍になると予想されていて、現在の感染増加の傾向から純粋に統計学的に処理して出された数値だということに対して。
「自分はやはり感染増加という自然の現象に対して、やはり主観的な見込みを持っていたのだなあ」と改めて気づきました。
「大丈夫。大したことないだろう。」と。
人間は物事の予想に対して、特に自分が関わることに対しては「楽観的バイアス」がかかることが
心理学的に証明されていますが、私はかなりその傾向が強く、
よく言えば「楽観的」、「前向き」となりますが、つまりは、自分の希望を客観的な現象にも当てはめて処理しているだけで、往々にして、現実の厳しさを後に突きつけられるのですが。。。
「最悪を想定して備え、楽観的に行動する。」というのが、心身を健やかに保って暮らすための極意なのでしょうが、どうも、最悪を想定することの心理的負荷に、私は耐えられなくて、無意識のうちに自分に都合のいい甘い予想をしていることを、人間の意識など全く介在しないAIの予想を聞いた時の自分のビビり方から自覚しました。
それでも、まだ、「そんなに悪くはならないのではないか。」とAIの予想を受け入れられない私は、
かなり重症な「楽観的バイアス依存症」なのでしょう。
多分現実を正確に反映するであろう予想に対しては、今回のコロナだけでなく、すべてのことについて、
自分の中の楽観的なバイアスは、心理的抵抗が大きいですが、ひとまず「エポケー(置いといて)」、
素直に聞き入れ、それに対処することが、いくつになっても甘ちゃんの自分にはちょうどいいくらいのスタンスではないかと感じました。
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