三年前の昨日川崎市多摩区で登校バスを待っていた幼稚園児の列に刃物を持った男が乱入し、
一人の女児と保護者が死亡、男は自殺するという事件がありました。
なぜこの事件が印象に残っているかというと、事件の被害者である少女の通う幼稚園が以前家庭教師をしていた子供が通っていた幼稚園で、もし年月が違ったならば教え子も被害者になる可能性があったかもしれないと身近に感じられたこと、
もう一つ、事件の報道を、ちょうど母と北海道旅行をしていた札幌の街で流されていたニュース速報のスクリーンを見た時、「川崎で?殺傷事件?」と衝撃を受けたことを思い起こしたからです。
認知症初期の症状が出始めた母と、一緒に旅行できるのは今しかないと思い立って、
本人はあまり乗り気ではなかったけれども、口癖のように言っていた
「お父さん(亡き父のこと)と北海道旅行したかった。。。」という母の言葉に後押しされて、
強引に北海道旅行に連れ出していた最中でした。
慣れない旅で、母はかなり疲れたようでしたが、それでも、北海道に来たということだけでも喜んでいたのを思い出します。
あれから3年。
あの時に考えもしなかったその後のコロナ禍。
そして母の認知症も少しずつ進行しつつある今。
今は北海道に旅行できたのが考えられないですが、
やはり、あの時、思い切って行ってみて良かったと思います。
人生の有限な時間を実感しました。
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