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極端な朝型は遺伝子のせい?

 ここ20年近く起床時間は午前3時。超朝型人間になりました。

 20代~30代の半ばまで、家庭教師の仕事をしていたので、必然帰宅が10時過ぎ、それから同居していた友人と駄弁ったりして、寝るのは午前1~2時、起きるのは午前8~9時という生活でした。

 でも元々夜は弱く、受験勉強の時でも10時以降は眠くて起きていられず(といって、早朝起きて勉強はしなかったですが)、人生これまで一度も徹夜をしたことがない(大学時代一度だけ試験の一夜漬けで徹夜したのですが、朝一の試験が終わった後はそのまま速攻眠りました)です。

 自宅で仕事するようになって、独り暮らしということもあり、自分で好きなように時間管理できるようになり、徐々に朝型から超朝型へ変えていきました。コツは目覚ましを起床時間にセットし、鳴ると、飛び起き、そのままルーティンの一連の行動を始めることです。これはもうロボットのように無意識に行われ、そうしていくうちに覚醒してきます。気分や体調の変化にかまわず、とにかく、行動することによって、一定の水準にまで引き上げる作用をするようで、これで朝の調子が整います。

 このブログもそのようなルーティンの中の一項目で、もう時間がくるとサイトを機械的に立ち上げて、書き始めます。

 どうして自分は夜が弱いのだろう。年齢とともにその傾向がますます強くなり、夕方以降は外出するのが極端に嫌になり、8時過ぎには眠くなってしまう始末です。夜のお付き合いはすべてキャンセルして、必然人付き合いが悪くなってしまっていますが。

 時間医学の研究者で医師でもある大塚邦明氏の著書の中で「超朝型や超夜型、残業や寝不足が重なるとすぐだめになってしまう人は、時計遺伝子に異常がある」と書かれていて、私の超朝型、寝不足に極端に弱い体質は、時計遺伝子の変異かも知れないと思いました。両親とも早寝早起きで夜更かしをする(できない?)生活をしてきませんでしたし、私の夜の弱さ(超朝型)は、もしかすると遺伝によるものかも知れないと。合点がいきました。

 朝が大好き(そして夜は大嫌い)な理由は、私の体内のすべての細胞にある時計遺伝子のなせる業だったのだなあと思いました。