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ベルカーブ

 オミクロン株流行が下降傾向になってきていますが、

 新規感染者数の増減を示すグラフの曲線の「ベルカーブ」の形が、歪になっています。

 他の変異株に比べて、オミクロン株は感染力が強いため、増加のカーブも傾きが急ですが、

 その幅は狭く(急激に増減する)、減少しだすと急に減るだろうと予想していました。

 そのためにはグラフの曲線がベル状の左右対称の形になることが必要なのですが、

 まるで富士山の裾野のように(右側の裾が江戸時代の大噴火の影響で少し盛り上がっている)なっています。

 これは新規感染者数の減少傾向が高止まりになっている証拠で、

 感染症専門家の話では、夜間の繁華街人口数と相関関係にあるようです。

 このようなコロナ感染の状況が3年目に入り、このような非常事態に慣れて、初期のような緊張感がなくなり、

 感染に対する感覚は正直麻痺してきているように感じます。

 オミクロン株は高齢者以外、大部分の年齢層で重症化率が低いとされているためもあると思います。

 オミクロン株の感染傾向が急激な減少を示すベルカーブになるように、もう少し我慢して、心を引き締めて感染予防に徹していきたいと思います。