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低反発クッションと分散の原理

 毎日食事や読書で座る椅子は、「どうぞ ご自由にお持ちください。」の張り紙をジョギング中に見かけて、

 「ご自由に」持ち帰った、たぶん、本来はリビング用の椅子である、50センチ四方の両腕のある木の椅子です。

 さっそく、脚に車輪をつけて動くようにし、座る部分にクッションを敷いたり、

 背もたれを付けたり、両腕にフックをつけたりと、いろいろカスタマイズして使っています。

 なにしろ、一日8時間近く座る椅子なので、腰や背中が痛くならないように、あれこれ工夫が必要です。

 座面は、いろいろなクッションを試して、低反発クッションの下に、別のクッションを敷いたりして、できるだけ、座面の接触面を広くして、お尻にかかる体重を分散するように工夫したおかげで、

 長時間座っても腰が痛くならなくなりました。

 さらに、先日ダイソーで低反発クッションが500円で売られていたので、早速購入。

 今まで8年近く使っていた低反発クッションに加えて、ダブル低反発クッションを敷いて、

 クッション性を高めたところ、丁度いい座面の硬さで、今までにない快適な座り心地で、

 5時間近くぶっとおしで座って読書するときも、腰が痛くなりませんでした。

 私は買い物の際もリュックを背負って荷物を荷物を運ぶのですが、

 背中に密着するように、腰ベルトをしめます。

 そうすると荷物の重さが肩にかかるだけでなく、背中にも分散され、

 10キロ近くの荷物でも背負っているのを忘れるぐらいの軽さに感じられます。

 これも、重さを分散させる効用なのですね。

 一転で支えるのではなく、面で支える。

 物理的なことだけでなく、すべての物事を取り扱う時、

 この「分散方式」は、

 私にとって、心身の負担を軽減するのにとても役立つ原理となっています。