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長期戦

 大型連休も昨日で終わりました。

 緊急事態宣言中ということもあり、私はこの1年の生活ルーティンのジョギング、食糧買い出しを兼ねたウオーキング以外、全く外出せず、「巣ごもり」生活を続けました。

 連休中は晴天にも恵まれたためが、ジョギングやウオーキングをする人がいつもよりも多く感じられました。

 遠出がままならない中、近場で体を動かすことにしたのでしょう。

 昨日は2か月ぶりにSkypeで山口で介護帰省を続けている友人と3時間半も話しました。

 コロナで離ればなれになって、会うこともままならないので、毎月、Skypeで思いっきり、

 たわいもないことを話すのがコロナ禍の唯一の愉しみです。

 連日、ニュースで「今日の感染者数」を確認し、一喜一憂する毎日が1年以上続くと、

 感染拡大当初言われていた「非日常が日常に」が文字通り現実になってしまっていると感じます。

 人間やはり緊張感を持続させ続けることは無理で、家で独りで読書を続けていたりすると、

 「世の中ではウイルスが蔓延しているのだなあ」と、ウイルスが蔓延している世間と、自分の生活とが隔てられて、何だか別世界のように感じられます。

 ウイルスの最前線で修羅場のような現場で働いておられる医療従事者や多くの人々のリアリティに想像が及ばない自分を情けなく思いますが、ウイルスとの闘いがこうも長期戦になってしまうと、感覚が麻痺してしまっているという実感も否めません。

 うしろめたさを感じながらも、孤絶が苦でないため、

 ウイルスとは無縁の、平穏な穏やかな日々を過ごせていることに幸せすら感じています。