若原正己著「なぜ男は女より早く死ぬのか」の中で、性の決定権は100%男だということが書かれていました。
性染色体がメスはXXのホモ、オスはXYのヘテロ。減数分裂で半分になる際にメスはすべてXなのに対して、オスはXとYが50%ずつの確率になり、受精の際に卵子と合体する確率は半分、つまり、XX=メスになるのかXYオスになるのかは50%ずつだということです。
これは性が男が100%決定権があるとうことです。
家制度の下では男だけが家長となれたため、「男を生まない女は家を去れ」とまでされて、男の子を産まない妻は離縁されたこともありました。
生物学が明らかにしたことは、むしろ男が生まれないのは男の責任ですらあるということです。事実無根。
科学の進歩によって遺伝子レベルまでその詳細が明らかになってくることによって、文化が形作ってきた因襲や誤解も正されることがある例だと思いました。
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