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ドーパミン放出!

 いつも遠方から電車で通ってくださる患者さんから、

 「思いがけない」クリスマスプレゼントが届きました。

 コロナ感染でここちばらくお見えになられず、気がかりだったのですが、

 感染拡大のため予防措置としてしばらく治療はお休みとのこと。

 プレゼントは地元のさまざまなお菓子の詰め合わせでした。

 毎年彼女の地元のおいしいと評判のクリスマスショートケーキを頂くのですが、

 今年はその代わりにその店のバウンドケーキでした。

 食べるのが楽しみ。

 D・リーバーマン著「もっと!」を読んで、快楽を生み出すと思われている脳内神経伝達物質ドーパミンの働きは、実は、「思いがけない」ことによって、つまり期待と現実のギャップが大きいほど大量に分泌され、脳を興奮状態に=快楽にするようです。

 ドーパミンの働きは、「未来をできるだけいいものにする」ために、身体外の環境に積極的に働きかけるように促すように脳モードを変換することです。

 現在よりも未来へ意識を向け、現在欠如しているものを手に入れようとする働きです。

 それはいいかえれば「欲望」です。

 ドーパミンの働きで欲望が生まれますが、その欲望が満たされる在り方は、期待<実際に手にするものである割合が大きいほど、その意外性によって強い快楽を覚えるようです。

 「サプライズ」が、古今東西どの文化でも重要視されるのはそんな理由なのですね。

 特に世界中でもドーパミン遺伝子活性度が高い人の割合の高いアメリカ人(ドーパミン作用による移民の国)が、サプライズパーティが大好きなのも、そのせいでしょうか?

 昨日は患者さんのおかげで、ドーパミン放出しました。