今年の夏は長かったせいか、夏の終わりの頃頃になって、エアコンによる低温障害の患者さんが多いように感じられます。
気温35度近くの日々が続き、エアコンなしに暮らすのは、室内でも熱中症になる恐れがあるため、エアコンを一日中つけっぱなしの空間で過ごすことを余儀なくされて、身体は思いのほか灼熱の屋外とは温度差10度近くの空間で過ごすことになりました。
といってもエアコンの効いていない室内や屋外に出ないわけにはいかなくなり、その急激な温度変化に身体がついていけず、自律神経のバランスを崩して、夏バテのような症状、肩こり、ぎっくり腰などの血行不順による筋肉痛、不眠、食欲不振等々、様々な体調不良がでているようです。
世界的な「気候崩壊」と評されるほどの異常気象でも、人間がどうにか暮らして日々の営みを維持できるのは、エアコンをはじめとするテクノロジーの発達によるものが大きいのですが(それが気候崩壊の要因にもなっていますが)、この過酷な気象を乗り切るために、今一度、身体の持つ恒常性力を発揮させるべく、少しの不快を我慢して、テクノロジーにできるだけ頼らない(健康な人に限る)生活を送るように心がけるべきなのではないかと、
今年もエアコンなしの夏を乗り切ったことで、夏バテ知らずの私はそう思います。
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