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エレメンタリー

 もうかれこれ一か月以上毎晩3時間近く、

 配信ビデオ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン」を観ています。

 シーズン7の最終回まであと5話。

 どっぶりこの世界に使っているので、観終わったあとはきっと「エレメンタリー ロス」になることを予測しています。

 シャーロック・ホームズの現代版ニューヨークを舞台にしたもので、

 シャーロックが元ドラッグ中毒、ワトソンがチャイニーズ系女性であるという異色のキャラクターで、

 はじめ薬物リハビリのためにシャーロックの父親から6週間限定で支援者として雇われた元医師のワトソンが、

 エキセントリックで、けれども魅力的なシャーロックの助手に強引に引き込まれ、

 二人は名コンビとしてどんどん惹かれあい、事件を解決していくというもので、

 現代のアメリカ、ニューヨークの社会事情を踏まえた犯罪、

 シャーロック、ワトソン、そして同僚であるニューヨーク市警のメンバーそれぞれの個人的事情、

 家族等々も、事件解決とからめて描かれていて面白く、知らず知らずに引き込まれてしまいました。

 事件の展開が早くて、プロットを追うのが大変ですが、

 どの事件も、戯画化されているものの、アメリカ社会が抱えている闇も垣間見られて、

 アメリカの社会情勢を知るためにもずいぶん参考になります。

 そして、何より、ニューヨークを舞台にしているためか、

 様々な性別ーごく当たり前のようにゲイカップルが出てきたり、女性の管理職が当たり前のように配役されていたり、黒人、ヒスパニック、アジア系様々な人種が、同じ職場で働いていることが、

 何の違和感もなく描かれている、そんなダーバーシティも観ていて自分の認識が拓かれていくような気がします。

 そして何より、シャーロックとワトソンの関係が、男女間の恋愛感情を超えた「愛情という友情」で強く結ばれているということに、強い共感を覚えます。

 最期は私の予想どおりならば、悲劇になるのですが。。

 そうならないハッピーエンドを希望しています。