昨日はトンガの海底火山噴火の影響で、日本列島全域に津波警報が出て、津波が襲来したものの、
幸い被害がなくて良かったです。
またオミクロン株の流行拡大が止まらず、感染者数は先週同日の3倍にもなっています。
津波とコロナ感染は全く別の自然現象であるにも関わらず、
私たちは頭の中で「同時に起こるはずがない。」というヒューリスティックな思いに囚われてしまいます。
それには「自然は人間の力でコントロールできる」という思い込みがあるからだと思われます。
完全賞の拡大は、人間の行動に関係しているため、人流をコントロールすることやワクチンや治療薬の開発によって、21世紀現在では感染拡大はコントロール可能なように感じられますが、現在世界中で生じているオミクロン株流行拡大は、それは不可能であることを示しています。
自然は人間の営みなど(当たり前だけれども)考慮しない。
だから、人間にできることは、人類の叡智である自然科学の見識を用いて、自然の営みを予測すること、
そしてその情報を通じて、それをそのままコントロールするのではなく、生じてしまう人的被害を最小限に抑えることだと、
昨日の津波とコロナ感染のダブルパンチで、改めて痛感しました。
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