7月、8月と猛威を振るっていたコロナ感染が、ようやく減少傾向になりました。
今回5回目の感染拡大は、感染力の強いデルタ株が主流だったため、急速に拡大し歯止めがかからない状態でした。
感染はデルタ株に置き換わっても感染者数が減少しだしたのは、
高齢者のワクチンの普及と、天候による(暑さや雨)人出の減少などが減少効果に影響を及ぼしているようです。
ワクチン接種が進んで、コロナ感染は速やかに減少するだろうと当初は予想していましたが、
第五波の感染拡大は、そのような甘い予想を裏切るものでした。
感染の拡大には、様々な要因があり、感染減少も一筋縄ではいかないのだということが、今回の感染状況からよくわかりました。
一番の感染予防効果は、人流の流れを止めることですが、それだと経済に打撃を与え二次的な感染被害に陥ってしまいます。
感染拡大しないように、なおかつ人流を抑える。
この矛盾する感染対策が、当初、感染者数がなかなか減らない要因だったように思われます。
しかし、やはり、実際に感染拡大する状況を経験し、身近に感染者が発生し、厳しい感染状態に接することで「百聞は一見に如かず」効果が人々の行動変容を促したのではないかと思います。
そして、今回の感染拡大、感染現象から分かったのは、感染症はその原因がウイルスということがはっきりしているだけで、その発症、感染拡大、感染現象の原因は複合的で複雑だということでした。
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