私はかれこれ20年以上玄米食を続けています。実家から玄米のままお米を送ってもらえるので、それをそのまま焚いています。
以前は無水鍋で、現在は圧力鍋で一〇日分をまとめて焚いてお茶碗分一食ごとに冷凍して、食事の度に圧力鍋で(電子レンジがないので)解凍して食べています。
玄米食がこれほど続いているのは、玄米の味が好きで、おこわのような歯ごたえと味が気に入っていて、玄米食にすっかりなれているため、たまに白米を食べる機会があった時には、その歯ごたえのなさと、「味気無さ」にものたりなく感じるほどです。
ただ、玄米は焚くのが少々面倒で、一〇日分をまとめて焚いているのも、焚く八時間前から水に浸さなければならないし、焚くのに時間もかかるため、二〇年以上続けてきて慣れているとは言え、自動炊飯器でごはんを焚く(今なら玄米モードもあるようですが)のに比べて手間がかかります。
そしてその玄米に必ず加えるのが、黒ゴマをすりごまにしたごま塩ふりかけです。玄米を始める際に聞いた「玄米はごま塩を振りかければ、ほぼ栄養は100%」ということを信じてやっているのですが、ごま塩と玄米の絶妙なマッチがすっかり病みつきになり、ゴマを消化よくするために黒ゴマをまとめてグラインダーにかけて自分でごま塩ふりかけをつくって、大量に玄米に振りかけています。
玄米は味うんぬん以外に、玄米に含まれるフィチン酸が、鉄分などミネラルを吸着するため、貧血になる可能性があるのでよくないという説があります。
確かに私は健康診断で貧血ではないですが、たまに献血しようとすると献血基準に達しないことがあるレベルのやや貧血気味なのは、毎朝一〇キロジョギングしていること、肉類をほとんど食べないことも加えて、玄米食が貧血気味の原因になっているのかあと思っていますが、玄米の味が好きなので続けています。
ゴマふりかけと同じく玄米と一緒に必ず撮るのが、自家製の糠漬けです。かれこれ一〇年以上もぬか床を持続させていますが、これがなんとフィチン酸がミネラルと結合する手を分解しているようなのです。
フィチン酸は発酵食品によってミネラル吸着を防ぐことができるようで、毎日納豆とみそ汁を摂っていることもそれに役立っていたようです。
私のやや貧血は体質に加えて運動量に比べて鉄分摂取が少ないということで、玄米が原因ではなさそうだと安心しました。
玄米の糠に多く含まれるビタミンBをたっぷりとっているためか、エネルギー産生効率が良いようで、この年(五四歳)で、毎朝のジョギング一時間をはじめ、運動量は多いと思いますが、全く疲れないです。これからも玄米食を続けていこうと思いました。
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